青森県板柳町の町議会は11日、職員に対してハラスメント行為をしたとして、議員2人に厳重注意をしたと発表しました。
議会事務局によりますと、佐藤洋治議長から厳重注意を受けたのは、佐藤文俊議員と氏名非公表の議員の2人です。
佐藤議員は、複数の町の女性職員に対して、セクシャルハラスメントを行い、氏名非公表の議員は、町の職員に対してパワーハラスメントを行ったということです。
【板柳町議会 佐藤文俊議員】
「元一緒に仕事をしていた仲間と会うと、男女関係なく『久しぶり』と、ハグは よくします」
「よその人から見て、それがやりすぎなんじゃないかなと思ったのでしょう。私もそこは十分反省して、今後気を付けて行きたいと考えています」
【板柳町 葛西健人町長】
「こういう事案が発生したことは、非常に残念に思っています」
「職場では、あらゆるハラスメントは、あってはならないことだと思っています」
町では9月、「板柳町議会ハラスメント防止条例」が制定されていて、条例に基づき議会運営委員会が開かれ、佐藤議長が、2人の氏名公表の可否などの対応を決めたとしています。
条例の適用は今回が初めてです。